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多様化する時代 広告表現のリスクと対応

業界内の「意識の差」にどう向き合うのか 広告界のダイバーシティ推進の実態に迫る

女性の社会進出をはじめ、組織におけるダイバーシティ&インクルージョンを推進する流れがある中、広告界の実情はどうなっているのでしょうか?電通ダイバーシティ・ラボの岸本かほり氏が聞き手となり、勤務先や職種の異なる20~30代男女3名に本音を聞きました。

    参加者のプロフィール

    モデレーター
    岸本かほり

    電通 ストラテジックプランナー。電通ダイバーシティ・ラボ研究員、cococolor編集ライター。

    Aさん
    事業会社勤務。宣伝部でマーケターとともに広告施策を行う。入社10年以上。30代前半女性。

    Bさん
    広告会社勤務。営業。中途入社1年目。20代後半男性。

    Cさん
    制作プロダクション勤務。CM、MV、ショートフィルムの監督や企画をしている。中途入社4年目。20代後半女性。

職場環境には満足だが産休・育休明けには不安も

岸本:今日は皆さんの働く環境について話を聞きたいと思います。まずは皆さんの勤務時間について、教えてください。

A:現在は育児中のため時短勤務で仕事をしているので、1日6時間+時々、残業くらいですね。ただ、仕事を家に持ち帰ることもあります。

B:最近は平均8~9時間です。残業も比較的少ない方だと思います。

C:私の場合は、クリエイティブ職でなおかつ、勤務形態がフレックスなので、その時の案件の数に比例して仕事の時間は変わってきます。監督なので、ほとんどの場合、自分で仕事を選んでコントロールできますが、忙しい時もあります。


岸本:お仕事は楽しいですか?

A:楽しいです!しんどい仕事だと思うのですが、お客さまのことを考えてモノをつくり出していくのは楽しいです。前職が内向けの仕事だったから、特にお客さまと相対する仕事に魅力を感じているのかもしれません。

B:日々勉強することばかりなので大変ですが、毎日刺激的で楽しいです!

C:仕事を続ける中では辞めたいと思ったこともありますが、仕事自体は楽しくて好きです。


岸本:現在の会社や部署は働きやすいですか?何か改善してほしいところがあれば教えてください。

A:働きやすいと思います。子どもがまだ小さいので、急な発熱があった時などもフォローしてもらっていて、いつも感謝しています。テレワークやコアタイムなしのフレックス制ということもあり、ライフワークバランスが取りやすいです。そういう環境だからでしょうか、社内はみんな、イキイキしている感じがします。強いて言えば、夜型の人が多い業界なので、少し肩見が狭いところはあります。

B:確かに広告業界は夜型の人が多いですね。フレキシブルに打ち合わせに参加できそうか考慮した上でプロジェクトメンバーが決まってしまうこともあるかもしれません。

私の職場は働きやすい環境だと思います。クライアントの稼働時間に合わせて勤務できますし、22時以降の勤務も最近は事前申請が必要になっていて、働き方改革は会社の重要事項として推進されています。大きな不満はないですが、リモートワークができれば良いなとは思っています。広告会社は自社の商品があるわけではないですし、PCさえあればどこでも仕事ができますから …

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多様化する時代 広告表現のリスクと対応

ステレオタイプではない多様な生き方、考え方を尊重することが、組織や社会の活性を促し、それはイノベーションの起点ともなりうる......。企業、あるいは社会全体でいま、ダイバーシティを尊重する気運が高まっています。

しかし広告表現においては、多様な社会の価値観に向き合う視座が求められたのは最近のこと。広告がクレームや炎上の対象になる事案も目立ちます。いま広告の発信者、つくり手には、多様性に対してどのように想像力を働かせることが求められ、また発信に際して覚悟が求められているのでしょうか。

本特集では広告界の最前線で消費者と向き合うクリエイターの方々の視座を中心に、考察していきます。

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