マーケティング分析のあり方は、3rd Party Cookieの規制をきっかけに大きく変わりつつある。3rd Party Cookie規制の進み方は各ブラウザで対応はさまざまだが、長期的には3rd Party Cookieに依存しない仕組みへの移行が求められている。ポストCookie時代においてMMMが果たす役割について、テレシー取締役執行役員の吉濱正太郎氏が解説する。
3rd Party Cookieの規制で変わるマーケティング分析
従来、MTA(マルチ・タッチ・アトリビューション)は、オンライン上でのユーザー行動を精緻に追跡して、マーケティング分析を行う方法が活用されてきました。MTAは、主にデジタルマーケティング領域に特化した分析手法であり、クリックやインプレッションなどの行動ログをもとに、ユーザーがどの広告に接触し、どのチャネルがコンバージョンに貢献したかを可視化します。特に、第三者配信アドサーバー(3PAS)による広告配信ログの活用により、複数のデジタルチャネルを横断した接触履歴の把握が可能となり、チャネルご...