システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

テクノロジーの力で説明責任に応える!広告投資の効果検証

人の気持ちの変化をどう読み解く?パーセプションフロー・モデル

  • 音部 大輔氏(クー・マーケティング・カンパニー)

商品・サービスが認知をされてから、購買に至るまでの「人の心の変化」を捉えることは難しいと言われてきた。しかし、データによって徐々に捉えられるようになってきている。本稿では、その心の変化を捉えるうえで役立つ、消費者の認識変化を設計する「パーセプションフロー・モデル」について、提唱者の音部氏が解説する。

    POINT

    Point 1 ▶ 変わることを捉えつつ、変わらない人間の本質を理解する

    Point 2 ▶ 「カスタマー・ジャーニー」と「パーセプションフロー」の違い

    Point 3 ▶ マーケティング活動全体を統合するための「設計図」を描く

デジタル化がもたらしたマーケティングの変化

消費者がスマートフォンなどのデバイスを通してデジタル化した結果、行動や認識をデータとして仔細に把握できるようになった。そのデータを使って、これまでにないマーケティング施策やサービスの提供が始まっている。そして、大小のテクノロジー企業によるマーケティング・サポート分野への参入が相次いでいる。技術革新もこの傾向に拍車をかける。

業界のカオスマップは毎年大きく更新され続けていて、複数広告会社との協働という状況が生まれつつある。配信したメッセージが消費者の行動にどのような影響をもたらしたか、なども計測しやすくなった。継続的に成果を評価できるので、精度が上げやすい。

同時に、あまり本質的ではないKPIの数値のみを追いかけるという現象が散見されるように、全ての企業や試みが円滑に進んでいるわけでもない。新技術を導入したものの、意外と使われていない、ということもあるかもしれない。新しい手段を採用すること自体が目的化し、そもそも何のための計測で、何を実現するための技術なのか、曖昧なままであることもあるだろう。せっかくの計測や新技術も、マーケティング活動全体の中で役割が判然としないままでは、複雑化したマーケティング環境下で機能しにくい。

「やり方」は変化してもマーケティングの役割は変わらない

消費者のライフスタイルはデジタル化によって変化しているが、本質的に変わらないものも多くある。

例えば人間の認識である。入手可能な情報量が増えても、人間が処理できる情報量が同様のペースで増えたわけではない。そもそも人間の認識や感情は何百年か、あるいは何千年もさほど変化していないようにも思われる。我々はいまでも戦国時代や明治時代の人物に共感し、何千年も前の話に心を動かされる …

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!

この記事をシェア

この記事が含まれる特集

テクノロジーの力で説明責任に応える!広告投資の効果検証

広告活動は効果を可視化しづらく、長年にわたり広告・マーケティング部門にとって、その説明責任に応えることは難しい課題であり続けてきました。特に昨今は、効果が可視化しやすいと言われるデジタルメディアの浸透などもあり、その説明責任を問う声はますます高まっているという声が聞こえてきます。一方でテクノロジーの進化、データ活用の促進などにより、これまでは把握できなかった効果の測定も可能になりつつあります。

テクノロジーの進化で、いま何が可能になっているのか。最新の手法・テクノロジーを使って、広告投資の説明責任に応えていくべきか。最前線の実務家の皆さんの取り組みをもとに考えていきます。

記事一覧

MEET US ON