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アイデアでコロナ鎖国を乗り越える!

国外に約130店舗を展開 コロナ禍、一風堂は世界でどう戦っているのか

世界15カ国・地域に290店舗を展開するラーメン専門店「一風堂」。新型コロナウイルスの影響度合いやタイミングが地域によって異なるなか、一風堂ではどのように、各地の実情に合わせた営業活動を行っているのか。CHIKARANOMOTO GLOBAL HOLDINGSのDirectorとして、アジアエリアを統括する藤井是輔氏に話を聞いた。

一風堂のシンガポール店舗のひとつ「Raffles City店」。

各国で異なる感染状況 現地の方針に俊敏に対応

力の源ホールディングスが運営するラーメン専門店「一風堂」は、「“Zuzutto”すする喜びを世界中に伝える」をテーマに、アジアを中心とした国外に約130店舗を展開している。

一風堂の海外店舗の運営や管理等を行うCHIKARANOMOTO GLOBAL HOLDINGSのDirectorで、アジアエリアの責任者である藤井是輔氏は、以前は月に1回程度、管轄する各国の店舗に足を運び現地の様子や味の品質などを確認していたが、コロナ禍で常駐するシンガポールから出国できない状態が続いていると話す。

「ブランドとして安定した高品質なおいしさを提供するため、現在はオンラインでのビデオ会議などで、食材の切り方や加工の仕方などを確認することもあります。また、一部現地に権利を委譲して、スピーディーな対応がとれるよう変更も行いました」と藤井氏。

国・地域によって感染状況が異なる中で、各国に常駐している日本人スタッフや現地のスタッフから状況を吸い上げ、集約した上で、日本の本社と連携し、現地の状況とグループ全体の状況を出し合って経営判断を行っている。

「コロナ対策の面では、やはり一番現地の状況がわかっているのはそこにいるスタッフなので、現地にジャッジを任せている部分が大きいです。感染者数、政策ポリシー、法律による強制力などにより、コロナ対策は各国で異なります。例えばシンガポールでは、一人ひとりにIDが付与されており、入店する際には...

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アイデアでコロナ鎖国を乗り越える!

近年のインバウンド需要の高まりに加え、2020年には東京2020大会で国外から多くの観光客が来訪する予定だった日本。しかしコロナ禍における外国人観光客の流入数は当然ながら4月以降、前年同期比99.9%減といった状況も見られました。観光産業をはじめ、国内の需要喚起を目指す動きはあるものの、人の往来がほぼ皆無になっている状況下、かつてのインバウンド需要で実現していた売上には程遠いのが現状。日本国内における需要の喚起、あるいは物理的な人の往来がなくなったいまだからこその、オンラインを活用した越境ECなどといった新しい売上はつくれないのでしょうか。大手企業から中小店舗まで、インバウンド需要に期待ができない中での市場開拓方法を考えます。

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