第63回「宣伝会議賞」では、シルバー6作品、学生賞1作品が選ばれた。その中から、字コンテで入賞した3名が座談会に参加。昨年の眞木準賞受賞を経てシルバーを手にした長井謙氏、詩的な表現で「心」を描いた岩井みのり氏、日常の些細な疑問を「心の豊かさ」へと昇華させた烏山楽空氏に話を聞いた。
電車の目の前にいた人を見て「もみあげと髭の境目」を考えた
―皆さんのキャリアと、「宣伝会議賞」との出会いについて教えてください。
長井:「ことばやさん」という屋号でコピーライターをしています。最初に応募したのは第52回で、今回は12回目の挑戦でした。もともとCMプランナーを目指して専門学校に通っていた頃に、授業の課題として出されていたのが「宣伝会議賞」でした。たった1行でドラマをつくれる広告コピーの面白さに魅了され、そこから毎年応募するようになりました。
岩井:私はコピーライター事務所に所属していて、ボディコピーや人物取材などの長文も書いています。第43回で協賛企業賞をいただいてからブランクがありましたが、今回は「自分の持ち味を活かそう」と、文学や詩のようなアプローチで臨みました。
烏山:応募当時は大学生で、4月からクリエイティブエージ...

