約60万点が集まる「宣伝会議賞」で、かつてグランプリを掴み取った3人のクリエイターたち。広告の枠を超えて多様な領域で活躍する3人にとって、あの瞬間の成功体験はキャリアにどう影響したのか、話を聞いた。
第52回グランプリ(渡辺幸一さん)
人生の半分は無職です。
ゆうちょ銀行
「こつこつ貯金することが、カッコイイ」と思えるアイデア
第59回グランプリ(宮崎響さん)
それではお聴きください。川端康成で伊豆の踊り子。
オトバンク
オーディオブックで「聴く読書」を日本に広げるアイデア
第60回グランプリ(守本悠一郎さん)
「なんでお湯出ないんだよ」「なんでお湯出ると思うんだよ」
三浦工業
暮らしを支える産業機器、その機器を支える「フィールドエンジニア」の魅力が伝わるアイデア
栄冠がもたらした「グランプリブルー」
―現在の活動領域についてお聞かせください。
渡辺:私は現在、よくわからないことを言葉にする「よくわからない株式会社」の代表として言語化の仕事をしています。コピーライター・コンセプターとして“よくわからないところにこそ、これまでにないおもしろさが潜んでいる”という考えかたで企業のブランディングなどをお手伝いしています。また、言葉を超えたモノづくりの場として「よくわからない店」という実店舗も経営していたり、文筆活動としてエッセイ書籍『3歳語辞典』(小学館集英社プロダクション)を出版していたりもします。
宮崎:私はリクルーティング専門の総合広告会社で長年アートディレクター兼コピーライターとして活動しています。広報や採用コミュニケーション、PRなど、企業と求職者、あるいは社会との接点をつくる実務に携わってきました。一貫して興味があるのは、言葉やデザインによって「人の心が明確に動く」瞬間をつくることです。
守本:私は、受賞当時はフリーランスのデザイナーで、パッケージデザインの流れで...

