観客を味方につけた映画たち
その特徴を分析
近年、予想を裏切る大ヒット映画が目立つ。その筆頭が自主制作映画『侍タイムスリッパー』(以下、『侍タイ』)だろう。2024年8月に単館上映から始まったにもかかわらず、上映館は300館を超え、2025年3月には興行収入が10億円を超えた。
『国宝』は、配役などは豪華だが、歌舞伎という世界の内部を描く地味な内容の上、3時間という上映時間の長さから、2025年6月初旬の公開時は3位発進だった。ところが観客の評判に後押しされ順位を上げ、7月18日に『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』(以下、『鬼滅城』)に抜...

