人が資産と言われる、広告・マーケティング業界。私たち『宣伝会議』も、常に毎号の誌面を通じて、魅力的な新しい人を発見、紹介したいと考えてきました。2021年3月号から継続している表紙の「あたらしい人」シリーズもその一環。テクノロジーがマーケティングを大きく変えていく時代だからこそ、あえてテーマを「人間回帰」と定め、写真の力を通し、今とこれからを生きる人間の「顔」を、改めて見つめていきます。
黒崎煌代さん
2002年生まれ、兵庫県出身。2022年「第一回レプロ主役オーディション」通過、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』でヒロインの弟役として俳優デビュー。映画『さよなら ほやマン』で映画デビューし日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。初主演映画『見はらし世代』が第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に選出された。
キャスティング担当者から見た黒崎煌代
黒崎煌代さんは、カメラの前に立った瞬間に空気の温度を変える俳優です。言葉より先に“眼差し”で語れる稀有な人で、その場にある光や距離感を本能的に掴み、画の中に独特の緊張と余白を生み出します。打ち合わせでは柔らかく、丁寧に企画意図を拾いながら、自分の解釈を静かに積み上げていく。そのプロセスの誠実さが、最終的な画に深度をもたらしていると...

