制度疲労を起こした「家族」のゆくえ
「社会的孤立・孤独」が問題化するなか、最近、「擬似家族」をテーマにしたドラマが目につく。例えば、2025年秋にNHKでドラマ化された『ひらやすみ』(原作:真造圭伍、脚本:米内山陽子)。阿佐ヶ谷界隈で釣堀のバイトで生活している29歳のヒロトは、ひょんなことから、近所のおばあちゃんから一戸建ての平屋を遺産として譲られた。ヒロトはそこで、美大に通うために上京してきた従姉妹の18歳のなつみと2人暮らしを始める。その生活は、恋愛でもなく、支え合いでもなく、いつ終わっても不思議はないけれど、なんとなく居心地がいいから...

