「 擬似家族」という優しさ――血縁を超えた結びつき

公開日:2026年4月17日

  • 遠藤薫氏(学習院大学)

制度疲労を起こした「家族」のゆくえ

「社会的孤立・孤独」が問題化するなか、最近、「擬似家族」をテーマにしたドラマが目につく。例えば、2025年秋にNHKでドラマ化された『ひらやすみ』(原作:真造圭伍、脚本:米内山陽子)。阿佐ヶ谷界隈で釣堀のバイトで生活している29歳のヒロトは、ひょんなことから、近所のおばあちゃんから一戸建ての平屋を遺産として譲られた。ヒロトはそこで、美大に通うために上京してきた従姉妹の18歳のなつみと2人暮らしを始める。その生活は、恋愛でもなく、支え合いでもなく、いつ終わっても不思議はないけれど、なんとなく居心地がいいから...

この先の内容は...

宣伝会議』 定期購読者限定です

ログインすると、定期購読しているメディアの

すべての記事が読み放題となります。

購読

1誌

あたり 約

3,000

記事が読み放題!

この記事をシェア