沖縄発のアイスクリームブランド「ブルーシール」が、広報・マーケティングに注力している。きっかけは2020年、コロナ禍で観光客数が大きく落ち込んだことにある。SNSを通してアイスクリームと沖縄の魅力を県内外に発信する、同社の取り組みについて聞いた。

毎日の投稿で「食べたくなる」をつくる
ブルーシール公式Xでは現在、1日5投稿を目標にアカウントを運用している。朝の挨拶から始まり、昼休み、おやつタイム、夕食後のデザートタイム。「修学旅行で食べた」「なつかしい」といったブランド認知が多い中で、日常の中での接触の機会を増やし、思わずアイスクリームを食べたくなるような投稿を意識する。
Xで展開する待ち受け風画像も人気だ。ある海外のアカウントで待ち受け画像の提供が人気になっていたのを見たのがきっかけ。元々はWebサイト素材だった画像を縦長にして投稿したところ「保存しました」「こういうのが欲しかった」...