ポイントや会員制度による囲い込みではなく、顧客が自ら語り、ブランドに参加したくなる関係をどうつくるか。壮関は2026年4月、主力商品のひとつである「茎わかめ」のファンコミュニティ「シャキシャキ宣伝部」を開設した。日常的に食べられる低関与商材において、継続購買とファン化をどのように結び付けているのか。壮関 マーケティング部の青栁花波氏に話を聞いた。
“好き”を表に出しにくい 茎わかめの課題に着目
茎わかめ、茎めかぶ、干し芋、干し梅など、素材菓子を展開する壮関。同社の主力商品のひとつである「茎わかめ」は、シャキシャキとした独自の食感や海藻由来の満足感を強みに、長く支持されてきた商品である。一方で、ブランドが抱えていたのは、愛用者が必ずしもその魅力を周囲に語りやすいわけではないという課題だった。
青栁氏は「顧客アンケートを見ても、『おばあちゃんから教えてもらって食べた』『お茶うけのイメージがある』といった声があがり、茎わかめが好きであってもなんとなく“渋い”イメージがあり人に薦めにくいと感じている方もいました」と話す。実際には、仕事や家事の合間...


