マーケティングDXプロデューサー15人の構想(4)

公開日:2025年12月26日

no.
13

ファンケル

グループIT本部
情報システム部
部長
長谷川 敬晃

現部門所属歴:2年
2003年入社。社内システム開発からスタートし、さまざまなITプロジェクトを経験。2023年10月から現職でグループ全体のDXを推進中。

どの部門の傘下・管轄下にありますか?

  • 情報システム・IT

期待されている役割について

全社的なIT開発・活用の推進。特にD2C領域で自社インフラを持つ企業としてのデータ活用やECの進化、お客さまの体験価値やCXを最大化するためのDXなどのデジタル活用を推進すること。

企業のDX推進に際して、「私が考える要諦はこれ!」というお考えや哲学、志について

「本質を掴んで変える力」と「お客さまへのコミット」と思います。1点目は、DXは業務を自動化することに向かいがちですが、その業務はそもそも何が必要なのかを理解し、そこに向けて強力に変革することが重要で、自動化だけでは得られない価値創造があると思います。2点目は、結局誰に向けてのDXなのか、価値は誰にとってのものなのか、この認識が曖昧だと方向性がブレる要因となるため、コンセンサスは重要と思います。

現在、所属部門が注力している手法や技術

  • 顧客データ基盤(CDP/DWH/データレイク)の構築・統合
  • 生成AIによるマーケティング業務の自動化・効率化(コピー生成・分析補助)
  • CX/UX改善のためのカスタマージャーニー再設計

DXを推進する部門の組織運営上の課題

  • 部内においてマーケティングに関する知識・スキルが不足している
  • 部内においてデジタルテクノロジーに関する知識・スキルが不足して...

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マーケティング×テクノロジー発想で変革を推進する注目の15人

AIをはじめ、テクノロジーの活用でマーケティングが高度化する一方で、“顧客起点で価値を創る力”が企業DXの成否を左右するという視点から、マーケティングとテクノロジーをつなぎながら企業の変革を牽引するリーダーが求められています。本特集では、顧客の解像度を高めるデータ分析、CXを起点にした事業開発、生成AI時代のブランド構築、リアル×デジタル統合など、各社で挑戦する最新アプローチを実践するトップランナーの皆さんの戦略と構想に迫ります。単なるデジタル導入ではなく、組織文化・人材・顧客理解を統合した“真の企業DX”の姿とは。マーケターが今、変革を推進するために必要な思考法・プロセス・チームづくりのヒントをお届けします。

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