相次ぐ異常気象と参院選 先の見通しが立たない夏
梅雨を感じる間もなく、6月から日差しが強く暑い日が続いている。日本はすでに「亜熱帯」なのかもしれないと感じていたが、ヨーロッパでも40度を超える暑さに見舞われており、米国でも洪水が起きるなどやはり異常気象を感じさせる。異常と言えば、米価格騒動も備蓄米の放出がようやく適切な流通に乗ったことから、一旦は価格が下がりつつある。
同じ「米」でも米国との関税交渉は暗中模索な状況だ。この2つの米米対策が絡むなか、7月20日の参議院議員選挙において大きな論点となったのは、実質賃金の増加である。現金給付か、所得税や消費税の減税かは意見が大きく分かれたが、はたしてそれらの施策は低所得者の根本的な支援に繋がるかどうか。選挙後も議論を深めて欲しい。