スマートフォン時代になぜ「チェキ」は選ばれ続ける? 顧客起点の富士フイルムの変革

公開日:2026年2月09日

  • 辻本秀幸氏(ヴァリューズ)、松本考司氏(富士フイルムイメージングシステムズ)

スマートフォンの普及により、かつて「記録」の代名詞だった写真は、無料で楽しめるものへと激変した。それに伴い、主力だったプリント事業が厳しい局面を迎えた富士フイルムだが、昨今は「チェキ」をはじめ、こだわりを持つ若い層を中心に支持が広がり、売上を伸ばしている。この復活の裏側には、これまでの「きれい·早い·安い」という常識を捨て去る、写真価値の再定義があった。データマーケティング支援を行うヴァリューズの辻本秀幸社長(元マクロミル代表)が、富士フイルムイメージングシステムズ代表取締役社長の松本考司氏に話を聞いた。

編集協力:ヴァリューズ

お客さまのほうが先に“写真の価値”を見つけていた

辻本:まずは御社の事業全体について、改めてご紹介ください。

松本:当社は大きく分けてBtoCとBtoB、2つの事業を展開しています。

BtoCではデジタルカメラやインスタントカメラ「instax“チェキ”」に代表される、カメラや写真プリントのソリューション事業を担っています。もうひとつのBtoBでは、デジタルサイネージ、クラウドサービス、IDカード関連システムなど、比較的幅広い領域を手がけています。

この先の内容は...

宣伝会議』 定期購読者限定です

ログインすると、定期購読しているメディアの

すべての記事が読み放題となります。

購読

1誌

あたり 約

3,000

記事が読み放題!

この記事をシェア