人が資産と言われる、広告・マーケティング業界。私たち『宣伝会議』も、常に毎号の誌面を通じて、魅力的な新しい人を発見、紹介したいと考えてきました。2021年3月号から継続している表紙の「あたらしい人」シリーズもその一環。テクノロジーがマーケティングを大きく変えていく時代だからこそ、あえてテーマを「人間回帰」と定め、写真の力を通し、今とこれからを生きる人間の「顔」を、改めて見つめていきます。

児玉雨子さん
作詞家・小説家。1993年12月21日生。神奈川県出身。アイドルグループ、声優、テレビアニメ主題歌やキャラクターソングを中心に、VTuberや近田春夫などジャンルを問わず作詞提供。作曲も行う。2021年に小説『誰にも奪われたくない/凸撃』(河出書房新社)刊行。2023年に『##NAME##』(河出書房新社)が第169回芥川龍之介賞候補作にノミネート。



キャスティング担当者から見た児玉雨子
児玉雨子さんは、人気作詞家として数々のアーティストに歌詞を提供する一方、芥川賞候補にも選ばれるなど小説家としても注目を集めています。
最近ではコピーライティングの依頼も増え、表現者としてジャンルを超えて活躍中です。「自己表現できる小説」と「制約の中で最適解を探る作詞・コピー」の両軸で高く評価されており、特に女性の...