クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を提供するSmartHRは、プロダクトリリースから2年足らずの早いタイミングでテレビCMの活用を始めた。これまで、市場そのものの拡大や、後発参入領域のプロダクトシェア拡大にもテレビCMを活かしてきたという同社。テレビCMの活用術について、SmartHRブランディング統括本部ブランドコミュニケーション本部ブランドマーケティング部の3名に話を聞いた。
カテゴリ認知拡大を目指しリリース2年でCMを開始
SmartHRは2017年から、テレビCMの活用を開始した。プロダクトリリースが2015年であることを考えると、スタートアップ企業としては早いタイミングといえる。
2017年当時は“クラウド人事労務ソフト”自体が新しく、まずはカテゴリそのものの認知を拡大する必要があったことが、テレビCM投下に踏み切った大きな理由だった。それまではデジタル広告を主体としており、主にIT企業の顧客を増やしていたが、それ以外の業界にも市場を広げていこうと考えたときに、広く認知が獲得できるテレビCMを選択した。
2024年からは...