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近世メディア文化の光と闇

公開日:2024年12月25日

  • 遠藤薫氏(学習院大学)

江戸中期の華やかな出版界その陰に確かにいた女たち

現代日本文化の直接的な祖先といえば、江戸時代の浮世絵文化だろう。社会が安定し、市場経済や印刷技術が発達するにつれ、大衆の文化消費も盛んになっていった江戸中期。トレンドの中心にいたのが、版元(出版プロデューサー)として、山東京伝の洒落本や喜多川歌麿や東洲斎写楽らの錦絵を大ヒットさせた、(2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の主人公)蔦屋重三郎だ。

重三郎の周りには、未来のビッグネームたちも集まった。例えば、『東海道四谷怪談』の鶴屋南北や、...

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