原作の映像化

公開日:2024年2月14日

  • 岡本健太郎氏(骨董通り法律事務所)

    QUESTION:

    Q.ある漫画作品を映像化したいと思っています。作者の意向にどこまで配慮すべきでしょうか。

ANSWER:

POINT1
ドラマ化

先日、ある漫画のドラマ化に際して、原作者の意向がドラマに反映されず、原作者が脚本の一部を制作するに至ったようです。著作権法上、漫画などのドラマ化に際しては、特に翻案権と同一性保持権が問題となり得ます。今回は、この事案を契機に、同一性保持権について考えます。

著作権は、大きく2つの権利に分かれます。財産的な権利である「(狭義の)著作権」と、人格的な権利である「著作者人格権」です。上述の翻案権は、…

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