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「誰から買うか」が重視される時代 個人アカウントの運営に注力するバロックジャパンのOMO戦略

公開日:2023年12月14日

多くのファッション・アパレル企業がSNSを活用している現在、「MOUSSY」や「SLY」など、多数のブランドを展開するバロックジャパンリミテッドでは、どのようにSNSでのコミュニケーションを購買につなげているのか。田村英紀氏と村岡美里氏に話を聞いた。

店舗での購買が戻りつつある今 ECの役割をどのように捉える?

リアル店舗を持つ企業に大きな影響をもたらしたコロナ禍。アパレル業界においても多くの企業が打撃を受け、デジタルシフトを加速させた。

「MOUSSY」「SLY」「AZUL BY MOUSSY」など約20ものブランドを展開し、国内店舗数は350店舗を超えるバロックジャパンリミテッドも、コロナ禍を機として2020年にEC事業の強化に踏み切った。一時期と比較し、リアル店舗への顧客も戻りつつある今、同社ではECをどのように捉えているのか。

EC事業部、OMO推進部で部長を務める田村英紀氏は、「リアルやECなどチャネルは分かれていますが、一番重要なのは『我々がユーザー視線にたち、お客さまが好きな時に買いたいものを気持ちよく買える環境をつくること』です。そのため、ECはお客さまの快適な買い物体験を実現するためのひとつの場であると考えています。そのため、現在は、EC単体の強化というよりは、店舗とECを融合したOMOの取り組みに注力しています」と話す。

同社ではモバイルアプリ「SHEL'TTER PASS」を提供しており、商品の購入に応じて「マイル」と呼ばれるポイントが貯まるようになっているが、「マイル」は店舗で購入した場合もECで購入した場合も同じように付与される仕組みとなっており、顧客が“買い物の場”を自由に選択することをサポートしている。

ECへの経路も人によって様々ではあるが、運営を行う中で田村氏は、SNS経由でECにたどり着く人の数が年々増加しているのを感じるという。

スタッフの個人アカウントからスムーズに購入できる動線を用意

バロックジャパンリミテッドでは、各SNSプラットフォームにおいてブランド公式アカウントも設けているが、現在はスタッフ一人ひとりの「個人アカウント」の運営に、特に力を入れている。

InstagramやTikTokにおけるスタッフ個々のアカウントから、ECへのスムーズな動線を確保することで、快適な買い物体験を実現している。

販売スタッフへのSNS投稿の指導なども...

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