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NHK、2年ぶりの赤字予算 受信料収入は大幅減収見込み

公開日:2023年2月07日

前田会長が言及「新しいNHK」をつくり上げる

NHK経営委員会は1月10日、2023年度収支予算と事業計画およびインターネット活用業務実施計画などを議決し、総務省に提出した。

事業収入は、前年度比6.5%(450億円)減の6,440億円。収入から支出を引いた事業収支差金は280億円のマイナスとなり、2年ぶりの赤字予算となった。収支差金の赤字は財政安定のための繰越金で補填する。

収入の大半を占める受信料収入は同6.9%(460億円)減と大幅な減収を見込んだ。2023年10月から地上・衛星契約とも受信料の1割値下げを実施することや学生への免除により380億円の減収を見込む。また、契約件数は前年度比58万件減の4,054万件を想定し、未収数の増加や支払い数の減少などにより80億円の減収を試算した。

事業支出は同2.5%(170億円)減の6,720億円。営業経費の抑制などにより、420億円の経費を削減する一方で、コンテンツの強化などに250億円規模を投資する。

事業計画では、2024年3月に2KのBSプレミアムの削減が予定されている。これを前に2023年12月に番組改編を行い、「新BS4K」と「新BS2K」の2波に再編する。

インターネット活用業務は、平日午後6時台のニュース番組について、地域放送局の配信を拡充し、すべての放送局の番組を提供するとしている。インターネット活用業務費は「年200億円以内」の規定に収まる約197億円とした。

前田会長は1月10日の会見で、予算案等の議決について「公共メディアであるNHKが果たすべき社会的役割は一層、高まっていくと考えている。構造改革を行いスリムで強じんな『新しいNHK』を...

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