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「嫌われない広告」の形とは?アドエクスペリエンスを考える

Twitter Japanが考える ユーザーエクスペリエンスと広告事業の両立

  • 松山 歩氏(Twitter Japan)

いまや、多くの企業が顧客とコミュニケーションをとるために活用しているTwitter。企業もユーザーも無料で使える気楽さが世界的にユーザーを増やし、それによって広告商品を拡充してきたが、広告もユーザーにとって魅力的な体験にならなければ、企業の基盤たるユーザー離れを起こしかねない。広告事業とユーザーエクスペリエンスの両立をどう考えるのか。Twitterの広告事業責任者の松山歩氏に考えを聞いた。

Twitter Japan
執行役員 広告事業本部長
松山 歩氏

Twitter Japanの執行役員 広告事業本部長として国内大手広告主担当部門をリードし、顧客中心主義の組織構築、業務運用体制の構築に従事。1999年東京大学工学部卒。1999年から2005年までは読売広告社にて営業を担当し、インターネット広告の提案活動を推進。2006年から2014年までは、日本マイクロソフトにて、広告事業部門の部長として主に広告会社担当組織をリード。2014年にTwitter Japan入社後は広告主担当部門の部長として主に、消費財、通信業界等を担当。

Q ユーザー視点に立った場合、現在のデジタル広告における課題とは?

A「使用環境を害さない形式」と「求められている文脈に沿う」ことがポイント。

従来のマス広告とユーザーの「視聴態度」が異なることが、デジタル広告の体験における問題を引き起こす理由のひとつだと言われています。テレビCMと比較して、インターネットはユーザーが積極的、能動的に情報を探しに来ている場であるため、出し方によってはユーザーにとって邪魔な印象をより強く与えかねない。

しかし、私は逆にそこにデジタル広告ならではの価値が潜んでいるのではないかと考えます。マス広告は受け身で見ているので、確かに嫌悪感は抱きにくいかもしれないですが、ただ単にスルーされているだけ、とも考えられるからです。「情報を探そうとしている時」「積極的にかかわろうとしている時」こそ、本来広告は効果を発揮できるのではないかと思うのです。

では...

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デジタル広告を中心に、広告に対して「怪しい」「鬱陶しい」といったネガティブな意見を持つ生活者が増えている現在。問題のある広告はごく一部であっても、「広告」という存在そのものに対してマイナスのイメージを持たれてしまうことになれば、すべての広告主に関わる課題となります。ユーザーが求めている情報、能動的に「見たい」と感じる広告とはどのようなものなのでしょうか。本特集では、この課題を広告業界全体のものと捉え、多様な立場の実務家や有識者にユーザーにとっての最適な「アドエクスペリエンス」という観点から、広告の在り方を考えます。