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顧客の多様化とターゲティング

あえて具体的なお客さま像を伝え利用者を制限する「原稿執筆カフェ」

  • 川井拓也氏(高円寺三角地帯)

レポートや企画書、原稿など、書く作業にあたってカフェを利用する生活者も多い。しかし、利用時間の制限などで思うように没頭できないこともあるのではないだろうか。このニーズに注目したのが原稿執筆カフェだ。店主の川井拓也氏が開店までの経緯を語った。

☑市場領域:飲食

☑ターゲット(対象顧客)

・締切を抱えている人
・執筆する人(原稿、レポート、漫画など形式は問わない)

☑ターゲティングの肝

「執筆」「締切」など、共感しやすいコンセプトをつくったこと

☑コミュニケーション手法

・SNS中心。開業前の「締切を抱えている人しか入れません」というツイートが話題に
・お客さま像を具体的に伝えることで、利用者を意図的に制限

「動画編集カフェ」から学び「書く仕事」に広げて人気に

2022年3月、「締切を抱えている人しか入れません」というツイートで話題になった原稿執筆カフェ。ツイートと店名の通り、ターゲットは「執筆している人」と「締切を抱えている人」。それ以外は入店ができない。

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この記事が含まれる特集

顧客の多様化とターゲティング

一人ひとりのメディア接触行動や価値観が多様化していると言われて久しい現代。自社のプロダクト・サービスに価値を感じてくれる対象顧客の設定、ターゲティング戦略がマーケティング活動において、ますます重要になっています。
さらには同じ商品・サービスであっても、個々の異なる価値観を持ったコミュニティ別に、メッセージを出し分ける緻密なマーケティング・コミュニケーション戦術も必要とされています。緻密なコミュニケーション施策の実施に際して、経済合理性の側面から、どの粒度までターゲットを絞り込めばよいのか。特に広告・クリエイティブ施策は工数、コストの問題もあり、そのさじ加減に頭を悩ませている企業も多いのではないでしょうか。
本特集では、このような課題のアプローチ手段を、新たな顧客、利用シーンを開拓することで解決したターゲティング戦略の成功ケースから考察していきます。