[SEMINAR DATA] | |
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ゼミ名 | 平山 弘研究室 |
設立 | 2003年 |
学生数 | 2年生:17名 3年生:17名 4年生:14名 大学院生:3名 |

阪南大学
平山 弘教授
専門は「ブランド価値の創造と崩壊」に関する研究。1997年大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了、2001年神戸商科大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得退学。2008年日本流通学会奨励賞、2018年公益財団法人日本教育公務員弘済会兵庫支部教育実践研究論文奨励賞、2019年日本商業教育学会奨励賞。
ファッションを通して学ぶ 大切なのは、強い個の確立
平山研究室の特徴は、服飾の歴史やクラフトマンシップを学ぶ、多数のフィールドワークにある。2年次から3年次にかけて行うのが、「神戸ファッション美術館」の見学や牛革キーホルダーケースづくり、地元の大阪府松原市をイメージした香水をつくる調香体験、京都での和傘づくり体験、ジーンズの聖地・岡山県での工場見学⋯地域に根差した文化と技術を学びながら、自分自身の興味関心や将来の方向性を追求していく。
また2年生から4年生まで全員で、ファッションショーの運営にも取り組む。プロジェクトチームを各学年に置き、4年生が全体総括や進行過程をマネジメント。モデルや演出、衣装はすべて学生たちの手でつくりあげ、服飾の価値をいかに魅力的に伝えるかを、実地で学んでいく。
ファッションマーケティングを学びたいと阪南大学に入学し、平山教授のゼミを選ぶ学生たち。卒業生の半数はアパレル関係に進む。
「実際には華やかなだけではない、厳しい業界であることも正直に伝えた上で、選択してもらいます」と平山教授。やりたいことを貫くのか。他の仕事に就きながら、ファッションを趣味として続けていくのか。フィールドワークや研究を通して、新たな可能性を見出すこともある。
平山教授が学生たちに伝えるのは、一人ひとりがゆるぎないキャリア・アンカーを持ち、自分自身をコントロールする力をもってほしいということ。そして、戦略的なキャリアデザインを行うこと。自分自身をブランドととらえ、周囲に価値を伝えていく手段を...