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「安さ」追求はどこまで必要? 今こそ、見直す「価格戦略」

10周年の西友「みなさまのお墨付き」 NBベンチマーク型から付加価値追求型へ

  • 平山 力氏(西友)

西友のプライベートブランド「みなさまのお墨付き」は、「安さ」に加えて「より付加価値の高いオリジナルの商品」を提供するための体制変更を実施。その背景を聞いた。

CASE STUDY

*画像内の「ポテトチップス」は期間限定商品のため現在は販売終了


ブランド名

みなさまのお墨付き

ブランド開始年月

2012年12月

対象顧客(ターゲット層)

20代~60代の消費者

販売チャネル

ネットスーパーを含む西友店舗

    Q1「みなさまのお墨付き」ブランドのコンセプトとは?

    A.とことんコンシューマー目線に立ち、消費者が認めたもののみを商品化する。

    大手メーカーの商品と同等以上の品質でありながら、価格は10%以上低価格という「良いのに安い」を目指す西友独自のブランドです。ブランドコンセプトは、「消費者のみなさまが価値を認めたものだけを商品化する」というもの。一般的なプライベートブランド(PB)のように、「小売が認めた」商品を売るのではなく、とことんコンシューマー視点に立ち、「消費者が認めた」もののみを商品化しており、「消費者テスト」の支持率により商品化するものを決定しています。

    より厳選された商品を提供するために、これまでの「支持率70%以上で商品化」というルールを見直して、2019年10月より「支持率80%以上で商品化」に変更しました。

    Q2 コロナ禍で実施した体制変更について教えてください。

    A.「NBベンチマーク型」から「付加価値重視のオリジナルPB型」へ。

    コロナ禍以前から、生活者の「簡便/時短」「健康」「安心/安全」に対するニーズは...

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マーケティングの4Pのひとつである「価格」ですが、短期的にはコロナ禍での節約志向、長期的に見ても日本人の平均所得の低下などが影響を与える、消費者側の「購買力」という観点から見た際、現在の日本市場だからこその新たな戦略が必要とされていると思います。単に企業努力で「低価格」の実現を目指すだけでない、「適正な価格」とはどう考えればいいのか。専門家、実務家の皆さんと考えます。