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大学ゼミ訪問

地域のニーズに応える、企業コラボレーションを実施ー 東北工業大学 佐藤飛鳥ゼミ

  • 佐藤飛鳥ゼミ(東北工業大学)
[SEMINAR DATA]                           
ゼミ名 佐藤飛鳥研究室
(マーケティング論・人的資源管理論ゼミ)
設立 2008年
学生数 3年生:8名
4年生:8名

東北工業大学 ライフデザイン学部
経営コミュニケーション学科・大学院ライフデザイン研究科
佐藤飛鳥准教授

博士(経済学)金沢大学。産官学連携・地域マーケティングに携わる。PBLの実践(地元企業とのコラボプロジェクト)を多数国際発表。著書『明日を生きる人的資源管理入門』、『価値創発(EVP)時代の人的資源管理』等。労務理論学会理事、日本経済学会連合評議員、宮城県行政経営推進委員会委員、マーケティングサポート研究所所長。

老舗企業の若年層リーチを支援!地域のニーズに応える企業コラボ

57年の歴史を持つ工業大学として、「ものづくり」だけではない、「組織づくり」の視点から、より豊かな生活の創造を目指す東北工業大学。2008年に設立されたライフデザイン学部経営コミュニケーション学科では、コミュニケーション力向上を重視したカリキュラムで、地域で活躍できる人材輩出を担っている。

佐藤飛鳥研究室では、まず3年次に企業と連携したマーケティングプロジェクトに取り組む。これまでに、IT企業が開発したスピーカーやサイネージを活用した販促活動のアイデア提案や、道の駅の活性化プロジェクトを推進。BtoCの販路拡大を目指すパッケージ会社とコラボした昨年度は、日常生活の困りごとを解決する紙製品の開発などに取り組んできた。

今年度は、宮城県石巻市の水産加工品メーカー「木の屋石巻水産」と連携。近年パッケージリニューアルやオンラインショップの開設などに注力してきた同社だが、若年層への認知が課題となっていたという。新聞広告ではリーチできない、缶詰になじみがない。そんな“若者に響く広告とは何か”というテーマで、まずは20~30代のSNS利用状況を調査。デジタル上でのタッチポイント選定を目的として研究を進めている。

目指すのは、コラボ終了後にも企業自身でマーケティングプロセスを実施できるサポートを行うこと。行政の研究支援事業と連動しながら、地域のニーズに応え続けている。

4年次には、自ら課題を設定して卒業研究に取り組む。「誰かを幸せにするテーマ設定が必須です」と佐藤准教授。「まずは周囲で困っている人を見つけ、課題解決に向けて...

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