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対象顧客に共感される 企業・商品の広め方

アーティストの発信の場も生む布団カバーブランド「cover/cover」誕生

プレミアム羽毛布団のD2Cブランドである表参道布団店は10月1日より、9名のアーティストとのコラボレーションによる新しい布団カバーブランド「cover/cover」を立ち上げた。新ブランドの狙いと、これからの顧客とのつながり方について、同社のクリエイティブを統括するアーキセプトシティ 代表の室井淳司氏に聞く。

企業の話題を創出する広告塔となる新ブランドを発足

表参道布団店は、欧州産の高級羽毛を使用し、国内で縫製まで仕上げるプレミアム羽毛布団のD2Cブランド。創業以来、表参道布団店ではミニマルなブランドイメージのもと、「日本の寝室に、デザインを。」をコンセプトに、デザインや物づくりのプロセスの美しさを大切に、ブランドを展開してきた。

そんな表参道布団店が10月1日に立ち上げた新ブランドが「cover/cover」。9名の若手アーティスト作品を、高精細な印刷を可能にする技術により布団カバーの生地にプリントして提供、布団カバーにメディアという新たな価値を創出している。

本企画に至った背景を、表参道布団店のクリエイティブディレクターを務める室井淳司氏は「新しい価値を世の中に発信していかなければ、企業・ブランドが徐々に忘れ去られてしまう危機感があった」と話す。

このように考えていたところ、印刷会社より布団カバー生地に高精細でプリントできる技術があるとの紹介を受け、この技術を活用できないかと検討。しかし、既存の「表参道布団店。」ブランドはミニマルで誠実、静的なイメージ。既存ブランドで活用すると、ファンが好むブランドの軸やフィロソフィーを壊しかねないという懸念があった。そこで、表参道布団店のいちブランドでありながら従来とはまったく異なり...

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対象顧客に共感される 企業・商品の広め方

当然のことながら企業・商品それぞれのブランド別に、対象となる「顧客」がいます。その「顧客規模」が50億人のブランドもあれば、500人のブランドもあります。消費者の嗜好性の細分化に合わせて、ブランドごとのセグメントがより緻密になる中で、国内市場におけるマーケティングでは、必ずしも「国民的知名度」が必須とはいえません。本特集では、顧客規模に合った「広告」以外の認知獲得の成功ケースを紹介します。