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業界別マーケティング課題 最先端の解決事例

店頭スタッフがECを運営? OMOは館全体で実現する

デジタルテクノロジーを活用し、OMOな商業施設展開を目指すパルコ。デジタル化の動きや、それを加速させたコロナ禍でファッション業界全体がDXを推進する中、パルコが考える今後のデベロッパーのあり方とは。パルコデジタルマーケティングの唐笠亮氏の取り組みを聞いた。

    PARCO CUBE>>「体験」「購入方法」に店舗以外の選択肢を

    サイネージから店舗で試着した洋服のデータを自身のスマホへ転送し、後からECで購入することも可能。

    アパレル業界の課題

    ●コロナ禍において、ECへのシフトだけでなく店舗のDXが必要に

    ●ECと店舗では関わる人材が分かれているため、実店舗とオンライン上での顧客体験に乖離があった

    課題を解決するアイデア

    ●シームレスな購買体験の提供を目的に、独自のシステム「PARCO CUBE」を展開

    ●出店型ECの運営を店頭販売員に任せる

実店舗でもオンラインでも同じ購買体験の提供を目指す

コロナ禍では休業や営業時間の短縮、外出自粛による客足減少などの影響で、小売店に限らず、複数のテナント店舗で構成される商業施設も厳しい状況に追い込まれた。またDXの波により、ECをメインに展開するファッションブランドも増加。アパレル業界全体で、デジタル化への対応が求められている。

「PARCO」や「ZERO GATE(ゼロゲート)」など、都市部を中心とした未出店エリアでの拠点獲得を目指し、商業施設を展開するパルコは、コロナ前から、デジタルテクノロジーを駆使したマーケティング戦略で、店舗DXを推進してきた。

中でも、2019年の渋谷PARCOリニューアル時に導入されたオムニチャネル型売り場「PARCO CUBE」は、デジタル化時代における顧客との新しいコミュニケーションや買い物を提案する次世代型店舗だ。

新生渋谷PARCOの5階にある「PARCO CUBE」は、小型の11店舗からなるフロアの総称。各店の売り場面積は通常より狭く、店頭の在庫を最小限に抑えている。店頭に在庫がなければ、フロア内に併設されている大型サイネージからスマートフォンへ直接商品データを転送し、自社ECモール「PARCO ONLINE STORE」で顧客の好きなタイミングでも購入が可能だ。

同サービスの開発に携わったパルコデジタルマーケティングの唐笠亮氏は、「PARCO CUBE」について...

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この記事が含まれる特集

業界別マーケティング課題 最先端の解決事例

個々のブランド別に抱えるマーケティング課題はあるものの、ある商品カテゴリーに共通する課題も存在します。そして競合他社も同様に悩んでいる課題に対して、いち早く解決のアイデアを実行できたブランドが、市場において勝者となりえます。今回は特にブランド数も多い市場であり、また共通の課題感が明確な「食品」、「飲料」、「化粧品」、「アパレル」、「飲食店」に絞って、課題を解決するマーケターの最新アイデアと事例を紹介します。