
三和酒類が販売する「いいちこ」は、同ブランド初の試みとなるアニメーション動画「iichiko story」を公開した。
同ブランド初の試みとなるアニメーション動画を公開
三和酒類が販売する「いいちこ」は、同ブランド初の試みとなるアニメーション動画「iichiko story」を6月24日より公開した。
いいちこは、月に1枚とクリスマスシーズンの1枚、合わせて毎年13枚の駅貼りポスターを掲出している。1984年からアートディレクターの河北秀也氏が手がけるこのプロジェクトは2021年で37年目を迎える。これまでに制作した数はもうすぐ500枚に及ぶという。
「駅貼りポスターで交わしてきたコミュニケーションの間口をさらに広めるべく、デジタルメディアでの可能性を模索していたんです」と話すのは、日本ベリエールアートセンターの稲田里樹氏。「今まで築き上げた河北秀也氏の一貫したブランドコミュニケーションは大きな信頼を生んでいると考えているので、あくまでポスターの延長線上で企画を考えていきました」。
そこで今回、多様な表現ができ、かつ親しみやすいアニメーションを用いた動画を制作することに決めた。アニメーションは、美術監督としてアニメ作品制作にも携わるクリエイターのMerrill Macnaut氏(FLAT STUDIO)を中心に生み出された。
さらに、脚本は人間の内面が見えるようなドラマチックなストーリーにするため、佐野徹夜氏が主催する物語の“創出ラボ”であり、クリエイターと共に独自のカラーを持った作品を生み出していく創作チーム「兀兀(こつこつ)」が担当。さらに、音楽も曲単体でも楽しめる厚みのあるものを制作するため、サウンドクリエイターのHIDEYA KOJIMAが担当した。
いいちこのポスターのように...