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東京五輪をとりまくテレビ業界、地上波での総放送時間は約1200時間に

エンブレム変更に、コロナ…異例づくめの東京五輪が開幕

本稿を執筆しているのは東京オリンピック開幕目前。無事に開催されていれば、本誌が発売されているころには、既に大会は中盤に差し掛かっている。民放とNHKは大会1カ月前に相次いでオリンピックの放送概要を発表。地上波テレビは民放450時間、NHKは800時間超と過去最大の放送を予定する。大会への逆風が吹き荒れる中、放送各社の中継には難しいかじ取りを強いられている。

新型コロナウイルス感染症への対策のため、東京都では4回目の緊急事態宣言が発令され、東京オリンピックの1都3県での無観客開催が決まった。国立競技場のデザインやり直しに始まり、公式エンブレムの盗作問題、コロナでの1年延期、大会組織委員会の会長交代…、とにかく異例づくめの大会である。大会開催への反対や批判、IOCへの批判の声が高まるなど、ここまで逆風の強い中での大会も過去に例を見ない。

民放連は、競技開始まで1カ月の6月21日、民放テレビ5系列の東京オリンピックの取り組み概要を公表した。前回1964年の東京大会から57年ぶりに開催される夏季オリンピックであることから、過去最大規模の中継態勢を敷く。民放地上波テレビの放送時間は、大会前後の関連番組と合わせ、過去最大の約450時間。前回夏季の2016年リオ大会の約270時間の約1.7倍にもなる。

期間中は毎日、5局が日替わりで朝9時前後の競技開始から夜23時までライブ中継を中心に長時間放送を行い、さらに23時からは、その日で最も注目された種目を中心に録画放送を行う3時間の「東京五輪プレミアム」を設定。また、長時間の大枠放送と平行して、単枠の生中継を行う。ほぼ毎日...

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