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広告プランニングの新・潮流 「新・メディアの教科書」

CMOの次のキャリアはCOO? 部門横断で顧客体験を創造する出前館の戦略

  • 藤原彰二氏(出前館)

LINE PayのCMOを経て、2020年6月から出前館・取締役COOを務める藤原彰二氏。同社において、COOという肩書を選んだ背景からは、企業におけるマーケティング部門に求められる役割の変化が見えてくる。事業成長に貢献するマーケティング機能のあり方について話を聞いた。

特化型の人材育成で事業横断の組織をつくる

「ものづくり企業が強かった日本特有かもしれませんが、部門も個人も70点を目指す組織づくりが行われてきたのでは」と藤原氏。縦割りの組織においては、突出しすぎた成果より、皆が同じくらいの成果で全体最適を図る方がマネジメントしやすい。またメーカーにおいては一定の品質の商品を世に送り出すため、必要な発想だったのかもしれない。

しかし、藤原氏は「この体制では全社的な視野を持つ人材が育ちにくく、責任の所在が不明瞭になるというデメリットがある。DXとあわせ全社でより強い組織をつくるため、2020年3月、LINEグループとの資本業務提携の折に、体制の変革を行った」と話す。そのひとつが、COOの設置。顧客にとって最適な体験を提供し、事業成長に貢献することを目的に、経営企画からデリバリーまで、あらゆる部門を横ぐしで見る藤原氏の...

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広告プランニングの新・潮流 「新・メディアの教科書」

「ペイドメディア」だけでなく、「アーンドメディア」に「オウンドメディア」と、「トリプルメディア」すべてを活用したマーケティング・コミュニケーション活動の必要性が叫ばれるようになってから数年が経ちました。その後、生活者の情報収集接点はさらに種類も多様化し、メディアプランニングはますます難易度を増しています。従来のペイドメディアを中心としたメディア特性による分類では太刀打ちできず、生活者視点に立った適切な接点づくりを考える必要性が生まれていると言えるでしょう。それぞれのメディアの世界別に慣習やルール、専門用語もある中で、マーケティング担当者はどのような視座でメディアを選び、また活用すればよいのか。現代社会においてメディアと情報伝播の流れを俯瞰的に踏まえながら、個々のメディア別の活用法を考えていきます。