これからは「craft」の波が押し寄せる? Wunderman ThompsonのCCOに聞く潮流

公開日:2020年9月09日

  • Bas Korsten(Wunderman Thompson)
"

パンデミックによって人々の生活は大きく変わり、予測不可能な事態が続く中、広告はどうあるべきなのか。最前線で活躍するトップクリエイターに、これからの潮流について聞きました。

Wunderman Thompson Global Chief Creative Officer
Bas Korsten
2011年J. Walter Thompson入社。J. Walter Thompson アムステルダムのクリエイティブパートナー、J. Walter Thompson フューチャーカウンシルリードの兼任を経て、2019年11月Wunderman Thompson Global Chief Creative Officerに就任。2016年J.Walter Thompson アムステルダムとして、カンヌライオンズではイノベーションエージェンシーオブザイヤーの称号を獲得。同年、Ad Age Creativity 50に表彰され、2017年4月Adweekでは、「One of 10 Global Creative Leaders reinventing Advertising and the Ad industry.」にも選出された。現在までに、34のカンヌライオンズと11のD&ADペンシルを獲得している。

Q1. 「2020年のクリエイティブの潮流」として感じていること

今年を“1年”と考えることはとても難しいです。全く異なる2年を経験したようなものだからです。パンデミック以降、世界がさらに連帯したと感じています。いまだ分断もありますが、私は人々が...

この先の内容は...

宣伝会議』 定期購読者限定です

ログインすると、定期購読しているメディアの

すべての記事が読み放題となります。

購読

1誌

あたり 約

3,000

記事が読み放題!

この記事が含まれる特集

世界のトップクリエイターの判断力──クリエイティブの潮流2020

移動の自由が制限され、国際的なアワードも自粛傾向にあるなか、海外のクリエイティブの潮流がわかりづらい状況が生まれています。しかしパンデミックによって世界が大きく揺れ動く今、ブランドがどのように振る舞い、そして何を発信すべきか、試行錯誤をしている方も多いと思います。人々の不安や不信が高まるなかで、ブランドのコミュニケーション活動の在り方自体が大きな転換期を迎えている今だからこそ、世界の潮流から得られるヒントも多いはず。世界のトップクリエイターに、その見識とインサイトを見抜く力をもって、いまブランドがどう振る舞うべきか、世界の潮流からその考えを聞きます。