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経営者が考えるニューノーマル

コロナがリゾートウェディングの追い風に? 少人数で絆を深める「旅×パーティ」にニーズ

  • 黒谷和喜氏(ワタベウェディング)

結婚式や結婚披露宴は式場に人がたくさん集まり、「三密」になることから、中止や延期という判断をしたカップルも多い。そうした環境下で「リゾートウェディング」を主力事業とするワタベウェディングは、現在どのような対応をし、また今後どのようにサービスを展開していこうと考えているのか。ワタベウェディング 取締役 執行役員 黒谷和喜氏に話を聞いた。

ワタベウェディング
取締役 執行役員
黒谷和喜氏

ザ・リッツ・カールトン大阪 統括部長としてホテルビジネスを牽引。その後、2009年12月ゲストハウスウェディングを手掛けるテイク&ギヴ・ニーズへ転身し、取締役事業開発本部長 兼ブライズワード代表取締役社長を歴任。2020年6月に現職であるワタベウェディング取締役執行役員に就任し、国内事業責任者として主導。

ワタベウェディング
[会社概要]1964年設立。1953年、貸衣裳専業で創業、その後挙式事業をはじめ、海外で式を挙げる習慣のなかった1970年代に海外(ハワイ)に進出した。事業内容は、リゾートウェディング、国内挙式、衣裳、映像・写真。国内96拠点・海外41拠点のグローバルネットワークを持つ。

Webでの問い合わせが増加 挙式にはリアルな価値を求める

──結婚式は式場に人が集まるため、やむを得ず中止や延期する人が増えていることが、マスメディアでも話題になっています。ワタベウェディングでも休業を余儀なくされましたが、どのような対応をされたのでしょうか。

緊急事態宣言が発令され、全国にある37店舗全店を休業しました。緊急事態宣言解除された地域から順次、お客さまとスタッフの健康と安全を考慮したうえで店舗の営業を再開。6月9日にはワタベウェディング独自の新基準として「安心への5つの約束」を発表しました。多くの店舗で実施している基本的な感染対策に加え、ウェディングならではの美容・メイク時の衛生面への配慮としてメイク道具は新品を使用する、またソーシャルディスタンスを保った進行や配席、料理の個別提供などを決めました。

この基準を紹介して安全を伝えるムービーも公開しました。国内の一部ではこれらを順守して挙式を再開していますが(7月上旬現在)、海外でのウェディングがいつから実施できるかは社会状況を見つつなので未定です。ただ...

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新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言が解除され、感染拡大を防ぎながら、経済活動を続けていく段階に入りました。今後の感染状況によっては、外出自粛要請が強化される懸念があるものの、私たちは「Withコロナ時代」に対応した新しい生活様式での日常に一歩、足を踏み出したと言えるでしょう。人々の価値観、生活、働き方が変わるとき、そこにはリスクがあると同時に新たな市場を開拓するチャンスも生まれます。そして、その可能性を組織内で最も先に見出しているのは、経営者です。

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