システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

インターネット時代だから可能に 消費者行動における「迷い」を探求

公開日:2019年3月27日

  • 田畑智章氏(東海大学)

『消費者行動の実証研究』
中央経済社(2018)
守口 剛、上田雅夫、奥瀬喜之、鶴見祐之(編集)
データを持っていても、そこからどのように顧客の行動を把握すれば良いのか悩んでいる実務家におすすめの一冊(田畑氏)。

データを時系列で見ることで消費者行動研究の可能性が広がる

東海大学の田畑智章氏の専門分野はマーケティング・サイエンスや消費者行動だ。中でも同氏の研究の根幹となっているのは、消費者行動における「迷い」が構造化できるのかを探ることだという。

「消費者行動の研究というと、商品の購入有無という事実を基にして、"なぜ"という理由を求めていくのが基本的なスタイルです。私は、なぜ購入したのかではなく、その商品を悩んで買ったのか、それとも悩まずに買ったのかに着眼し、消費者行動を時間軸で捉える研究をしてきました」。

この着想を得たのは、20年前にさかのぼる。現在では、行動ログの残るインターネットが広く浸透し、迷いを捉えることも可能になっているが、研究を始めた当初は、データの取得も仮説の実証も現実的ではなかったのだという …

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!