考えるとは何か?科学者の視点から「考える」行為の質を高める

公開日:2019年2月18日

2009年にスタートし、9回目を迎えた「宣伝会議サミット」2018。宣伝会議では、2018年11月14日、15日の2日間にわたり、ANAインターコンチネンタルホテル東京にて開催した。本サミットでは、広告・マーケティングの領域で、日々刻々と変わる環境に、力強くもしなやかに対応し、成果を出しているマーケティング・宣伝部門の担当者が登壇。成果を上げた事例のHow toのみならず、仕事に臨むマインドセットについて紹介した。前号に引き続き、その講演の一部をレポートする。

今号では、広告・メディアビジネスの未来展望から、科学の視点から読み解くマーケティングやマインドセット、さらに各有名企業のマーケティング・宣伝部門担当者の講演を紹介する。

Campus for H 共同創業者 石川善樹氏

「考える」という「知的生産」の3つの要素とは

人は、日々を過ごす中で、何かを考えて生きている。しかし、「考える」ことを考えることは、ほとんどないのではないだろうか。「考える」という知的生産行為の質は、いかにすれば高めることができるのか、予防医学や行動科学を専門とする研究者である石川氏が解説した。

冒頭、参加者に対して石川氏は「みなさんが気になるのはノウハウだと思う。考える精度の高め方、特にビジネスにおいてはこうではないかという話をしたい」と述べ、セッションを開始した …

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