ヒット商品のブランドマネージャーに聞きました!38社のブランド戦略を大解剖(5)

公開日:2018年8月06日

時代の流れがめまぐるしく変わる中で、日々ブランドと向き合い、ブランド価値を届けるために戦略を立てるブランドマネージャーたち。消費者に支持されるヒット商品のブランド担当者に、ブランドの目指す方向性や課題、注目のトレンドまでを聞きました。

※社名50音順で掲載

    27 ニベアクリーム(1911年~)【ニベア花王】

    商品の現在の状況:

    ブランドとしての一貫性を保ちつつ 変化にも対応していきたい

    マーケティングの活動方針・コンセプト
    テーマは「うるおいつないで50年」。世代を超えてお使いいただくお客さまへの感謝の意と、親子三世代の絆に焦点を当て、ブランドの世界観を「守ってくれて、ありがとう。守らせてくれて、ありがとう。」で伝えます。

    メインターゲット
    コミュニケーションターゲットはその時々に応じて設定。商品は幅広い世代にお使いいただいているため、あえて設定なし。

    ブランドが抱える最大の課題
    「ブランドとしての一貫性」と「変化への対応」。机上ではなく、実際のマーケティング活動において「不易流行」をどのように成し遂げていくのかが課題。

    注目の消費トレンド

    1 仲間との一体感を感じられる消費スタイル
    2 お試し体験を買い続ける少量多品種型消費
    3 「カスタマイズ商品」への関心の高まり

    ビジネスユニット1
    部長
    山崎弘文

    1991年花王入社。国内やアジアにおける家庭品ブランドのマーケティング担当を経て、2015年より現職。

    28 フロスティ(1963年~)【日本ケロッグ】

    商品の現在の状況:

    ブランド資産を生かし カテゴリーの新規獲得を狙う

    マーケティングの活動方針・コンセプト
    フロスティのキャラクターであるトニー・ザ・タイガーを生かし、「朝から元気をサポート!」というブランドメッセージを、成長期のお子さまと、その保護者の方に向けてコミュニケーション活動を展開しています。

    メインターゲット
    小学3~4年生のお子さまをコアターゲットに、10歳までのお子さま

    ブランドが抱える最大の課題
    ブランドの認知は高く、トニー・ザ・タイガーも多くの方に愛されているため、その資産を生かして、カテゴリー新規の獲得を狙う。

    注目の消費トレンド

    1 キャッシュレス&無人店舗
    2 ZOZOスーツ
    3 ──

    マーケティング部
    アシスタントブランドマネージャー
    三宅亜紀

    大学卒業後、PR会社を経て、2018年から日本ケロッグへ。現在はキッズ製品のブランドマネジメントを担当 …

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