慶応大学・杉浦裕太氏に聞く、柔軟物コンピューティングの可能性

公開日:2018年1月22日

VR/AR、IoT、AI、さらにロボットなど次々と新しいテクノロジーが登場しています。新しいテクノロジーはコミュニケーションをどう変えるのか。リアルとデジタルが連動した新しい体験を研究テーマに活動する、オプト「drop」の中川氏と栗山氏が注目の"未来技術"が生まれる現場を取材します。

写真1
柔らかいインタフェースを活用すれば、普段の生活を変えない無意識に近い状態で、人にIoTサービスを提供することが可能になる。
今回、取り上げている研究についてはWebで動画も公開されている。
http://yutasugiura.com/projects/fuwafuwa

生活空間に温もりのあるサービス 柔軟物がインタフェースになる未来

スマートスピーカーを始め、私たちのストレスフリーな生活を実現するIoTデバイスが注目を集めています。しかしそういったデバイスに対して、無機質でクールなイメージを抱かれる方も多いのではないでしょうか。

そこで今、研究が進んでいるのが「柔軟物コンピューティング」(写真1)です。私たちは毎日、ソファや衣類、布団などたくさんの柔らかいものと触れていて、またそれを心地よく感じています。この「柔軟物」をインタフェースとすることで、IoTデバイスが生活空間に温もりのあるサービスを提供できるようになるのではないかというのが、この研究における論点です …

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