革新的な商品・サービスを生み出すのは、「顧客視点」を貫く企業理念

公開日:2018年1月11日

消費者の価値観やライフスタイルが多様化するに伴い、消費者にアプローチする手段も多様化の一途をたどる現代。どんなターゲットに対し、どんなメディアを使って、どんなコミュニケーションを行えばよいのか。マーケターは、目の前に広がる多様な可能性の中から、自らの意思で選択・決断することが求められています。そしてリスクをとって決断し、挑戦し続けるマーケターは、企業・ブランドの新しい価値づくりに大きく貢献しています。2017年11月に開催された「宣伝会議サミット」のテーマは「マーケターの決断が、企業を進化させる!」。先進企業・ブランドのマーケターの講演を通じて、今の時代に求められるコミュニケーション設計のあり方や、戦略策定における意思決定基準のヒントを探りました。

    講演テーマ

    インダストリーイノベーションを起こすトップのブランド戦略とコミュニケーション

    登壇者

    ライフネット生命保険 代表取締役社長 岩瀬大輔氏
    LIFULL 代表取締役社長 井上高志氏


─最近の取り組みについてお聞かせください。

井上:社名をネクストから「あらゆるLIFEをFULLにする」というメッセージを込めてLIFULLに変更しました。また本社を築50年のビルへ移しフルリノベーションを行いました。社会問題化している「空き家問題」を意識しての取り組みでもあります。

岩瀬:当社は創業時に「こんな会社にしたい」との思いを20項目あまりのマニフェストとしてまとめました。一番気に入っているのは「私たちは、自分たちの友人や家族に自信をもってすすめられる商品しか作らない、売らない」です …

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