編集部が選ぶ10月の6冊

公開日:2017年10月26日

「元号」と戦後日本

● 著者/鈴木洋仁
● 発行所/青土社
● 価格/1900円(税別)

時代を表す記号である「元号」だが、本書の著者は「元号」は近代日本の歴史意識に作用してきたと指摘する。「明治」「大正」「昭和」の3つの元号が、それぞれどのような時代のイメージ醸成に寄与したのかを考察しながら、近代日本の歴史意識を解説。事業構想大学院大学教授で歴史社会学の新鋭である鈴木洋仁氏による、新しい元号論を説いた1冊。

サービスデザインの教科書
共創するビジネスのつくりかた

● 著者/武山政直
● 発行所/エヌティティ出版
● 価格/2700円(税別)

ビジネスの主役が「モノ」から「コト」へと移り変わる中、近年「サービス」に対する関心はますます高まり、ビジネスシーンにおいて「デザイン思考」が急速に注目されている。本書では「サービス」と「デザイン」という概念を解き、意味をとらえ直したうえで、ビジネスシーン、および公共政策における「サービスデザイン」の可能性を説く ...

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