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世界の秀逸プロモーションに見る 人の心を動かす「100のインサイト」

買いたい気持ちを喚起するのは、「言葉」よりも「空気」

  • コパ・コーポレーション 実演販売士 レジェンド松下氏

コパ・コーポレーション 取締役 実演販売士
レジェンド松下(れじぇんど・まつした)

法政大学経済学部卒業後、実演販売士の和田守弘に弟子入り。紹介した商品は「テレビショッピングで1日に1億8000万円販売」「東急ハンズの100万点以上ある商品の中で売上1位」「楽天通販サイト売上総合1位」などの実績を持つ。

実演販売士は、売りたい商品を"口八丁手八丁"で売ろうとしていると思われがちなのですが(笑)、事前準備の段階でほぼ勝負は決まっていると言っても過言ではありません。お客さまの前に立ってアドリブでお話しすることはなく、商品の開発背景やコンセプトといった上流過程も理解した上で、お話しする内容を予め決めています。商品のことを知り尽くして、無駄な要素を削ぎ落としていき、最も伝えたい部分だけをピックアップして伝える。このアプローチは、広告と似たところがあるのではと思います。

広告との大きな違いの一つに、「絶対」という断定的かつ主観的な表現を使うかどうかがあると思います。もちろん乱用は禁物ですし、製品の機能・性能表示の虚偽・誇張につながるような表現はできません。しかし、例えば「こんなお悩みを持っている方は、絶対に買ったほうがいいです」のように、ここぞというポイントを決めて「絶対」という主観、個人の感想を織り込むのは、僕らの話法の特徴の一つです。

「絶対」と言いたいポイントを見極めるためにも、商品をとにかく使い込みます ...

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この記事が含まれる特集

世界の秀逸プロモーションに見る 人の心を動かす「100のインサイト」

どれだけ新しいテクノロジーを駆使したところで、ターゲットの心理や心情の深い理解なしに、心に届くキャンペーンは実現し得ません。それならば人の心を捉え、行動を喚起した広告キャンペーンを読み解けば、その背後には、人の根源的な欲求や心理が見えてくるのではないか...。そんな仮説のもと、世界の秀逸プロモーションを100点弱集めてみました。事例を選定し、さらにその背後にあるインサイトを分析・解説していただいたのは、日本に留まらない活躍をされている12名のクリエイターやプランナーの方々。12名の「選者」の方々に国内外の秀逸事例を解説いただきながら、有意なインサイトを得る方法から、そのインサイトを具体的な施策に落とし込む際のポイントを考えていきます。