システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

成熟社会のエンゲージメントマーケティング

ファンとのエンゲージメントを強化し、カテゴリー横断で愛されるヤマサブランドをつくる

「心のつながり」「ロイヤリティ」といった定性的な価値向上を目指すことに、なかなか着手できていない企業も未だ少なくありません。その中で、新規顧客の開拓のみならず、ファン化、ロイヤリティアップ、エンゲージメント強化など、既存のお客さまとの関係性強化に力を入れ始めたマーケターに、取り組みの今を聞きました。



ヤマサしょうゆ、ヤマサ昆布つゆ、ヤマサ昆布ぽん酢……日本全国、多くの家庭の台所・食卓を支えるヤマサ醤油の商品群。テレビCMをはじめとするマス広告を積極的に展開し続けていることもあり、一つひとつの商品の認知度は非常に高く、また定番商品としてリピートされ、安定的に売れ続けている。

一方で、商品ごとの高い認知度をうまくクロスセルに結びつけられていないことに課題を感じていたと、マーケティング部長の藤村功氏は話す。「商品ブランドの認知に比べ、企業ブランドの認知が弱いことが調査からも明らかになっていました。競合他社に比べ、企業ブランドの評価項目はいずれも数値が低く、深く知られていない、端的に言えば"印象が薄い"状態。

各商品を深く知り、親しみ …

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!

この記事が含まれる特集

成熟社会のエンゲージメントマーケティング

経済環境を反映し、日本の企業はマス広告を投下してリーチと認知を獲得し、新規顧客を開拓し続けることを重視するきらいがありました。
しかし市場の成熟化が顕著になった今、LTVという概念が注目されるなど、既存顧客との関係性を重視する傾向が強まっています。加えてコモディティ化が進む環境下、「機能」ではない差別化軸を探す必要に迫られていることからも、消費者との間のエンゲージメントづくりに対して関心が高まっています。
定量化しづらい価値であることから取り組みが難しい面もある、エンゲージメントを重視したマーケティング活動。これから多くの日本企業が取り組んでいかざるを得ないテーマの、最前線の取り組みや概念を紹介します。