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R30のホープたち

コーヒーを淹れて楽しむ習慣をつくる、AGF若手マーケターの挑戦

次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのか。今回は、味の素ゼネラルフーヅ(AGF)家庭用事業部で活躍する矢島琴恵さんに話を聞いた。

味の素ゼネラルフーヅ 家庭用事業部 家庭用第一部RCグループ 主任
矢島琴恵(やじま・ことえ)さん 27歳

山形県出身。名古屋大学情報文化学部卒業。2012年にAGF入社。2年半の営業経験の後、レギュラーコーヒーの商品開発を担当。趣味は水族館に行くこと、おいしいコーヒーを探しに行くこと、バスケを観に行くこと、お酒を飲むこと。

震災の極限状態が教えてくれた“コーヒーの魅力”

仕事や勉強のブレークタイムに欠かせないコーヒー。AGFは、〈マキシム〉や〈ブレンディ〉などの、家庭で楽しむコーヒーブランドで、人々の“ふぅ。”と一息つく時間を支えてきた。今年入社5年目の、家庭用第一部RCグループ・主任の矢島琴恵さんがAGFを志望した動機もそこだった。

2011年3月、就活のために上京していた矢島さんは、東日本大震災に遭遇し、都内の体育館に一晩避難した。その極限の緊張状態の中で、コーヒーを飲んで一息ついている人がいたのが印象的だったという。「日常のふとした瞬間だけでなく、震災のような特別な状況でも気持ちを切り替えるスイッチになる、そういう役割を果たせる嗜好品は素敵だなと思ってAGFを志望しました」と、矢島さんは振り返る。

入社後は、営業職を2年ほど経験した後、現在の事業部に配属。レギュラーコーヒー〈MAXIM〉〈ちょっと贅沢な珈琲店〉と〈煎〉の担当として、商品開発からプロモーションまで一貫してみている。

家庭用レギュラーコーヒーは、老舗珈琲店のブランドの高価格帯商品も強く、AGFブランドは苦戦を強いられていた。レギュラーコーヒーは、豆を焙煎して粉砕しただけのシンプルな商品であるがゆえに、メーカー側の品質へのこだわりが消費者に伝わりにくく、差別化が難しい。そこに一石を投じようと開発したのが、2015年8月に発売した新ブランド〈煎〉だ。

「コーヒーは水によって味わいが変わるほど繊細です。〈煎〉は、そういうコーヒーの特徴や、日本人の味覚を探求するAGFの技術力を感じてもらえるようなブランドを目指しました」。

〈煎〉のコンセプトは日本の水に合う「ジャパニーズコーヒー」。このコンセプトに基づいて ...

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