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アナログメディアの進化を広告販促に生かす!

米国・大統領選から見えた、マスメディアの課題と未来

トランプ氏の勝利に終わったアメリカ大統領選。この勝敗にメディア戦略がどう関わったのか。メディアを使った政治コミュニケーション戦略を実証的に研究している埼玉大学教授の平林紀子氏に話を聞いた。

©123RF

トランプ氏のメッセージをマスメディアが大量に増幅

今回の米大統領選では、当初の予想ではヒラリー・クリントン氏が勝利すると思われていました。それを今回ドナルド・トランプ氏が破ったわけですが、彼を勝たせたのは各メディアの力が大きかったのは言うまでもないでしょう。

クリントン氏はオバマ氏が選挙のときに用いた、ビッグデータでターゲットを細かく見極め、ターゲットごとにマッチングしたメディア戦略を展開しました。有権者一人ひとりを狙い撃ちにするマイクロターゲティングや有権者が自発的に選挙運動をする草の根ネットワークの構築を実施していました。近年の大統領選では正攻法と言えるでしょう。

逆にトランプ氏には、最初から緻密に計算されたメディア戦略があったわけではなかったと思います。ただし彼はいわばテレビセレブリティで、テレビメディアの性格を熟知していた。話題性やドラマがあれば、批判しつつも繰り返しニュースにすることを。実際、各局は視聴率が取れるので、過激で話題性のあるトランプ氏の演説や発言を連日報道しました。予備選前から他の候補の誰よりも …

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テレビや新聞、雑誌、OOHといった昔からある主要メディアは、近年のデジタル化とともにその形を変えています。例えば、テレビはインターネットとつながったことで、消費者とコミュニケーションを取る幅が広がり、テレビCMやコンテンツ制作にも影響を及ぼすなど、情報の届け方が多様化しています。進化するアナログメディアの活用を考えます。