システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

失敗しない!「コンテンツマーケティング」

今、話題の「分散型メディア」ってどんな仕組み?

日本でも話題になっている分散型メディアの仕組みは、メディア運営企業だけではなく、ブランドコンテンツを提供する企業にとっても重要なものになってきている。ここでは分散型メディアとは何なのか。そしてブランドコンテンツにおいて分散型メディアをどのように捉えれば良いのか説明していく。

図表1 通常のメディアと分散型メディア

通常のメディアとの違いは?

海外で動画ニュースを中心に提供するNowthisは、2015年2月にオウンドメディアを閉鎖した。現在は7つのプラットフォーム(Facebook、Snapchat、Twitter、Instagram、Vine、Tumbler、YouTube)へのコンテンツ提供に専念することでビジネスを行っている。

これは極端な例ではあるが、ニュース等のコンテンツ提供を行うメディアが、オウンドメディアだけでなく、さまざまなプラットフォームを通じてコンテンツを提供し、リーチやコンテンツビュー数を獲得していくようなメディア運営方法を「分散型メディア」*という。マーケティングに関わる人にはプラットフォームではなく、チャネルといった表現のほうがしっくりくる方もいるかもしれないが、ここではプラットフォームに統一して話を進めていく。

分散型メディアは、コンテンツ提供を効率化しビジネスを最適化する運営方法として注目を集めており、メディア運営企業にとってコンテンツマーケティングに対応していくための方法のひとつであると言える。

これまで通常のメディアは、SEO(検索エンジン最適化)によって検索エンジンのランキング上位を目指したり、SMO(ソーシャルメディア最適化)によってソーシャルメディアにコンテンツへのリンクをシェアしてもらったりすることで、自社メディアへの流入数を増やしコンテンツビュー数の拡大を行ってきた。

分散型メディアでは、コンテンツそのものをソーシャルメディア等のプラットフォームへ提供することにより、自社メディアだけに限らずトータルでのコンテンツビュー数を拡大することを狙っている。

つまり、自社メディアはユーザーとの数ある接点に過ぎず …

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!

この記事が含まれる特集

失敗しない!「コンテンツマーケティング」

情報量が爆発的に増え、かつ広告をシャットダウンするリテラシーも向上した消費者に、一方的な企業都合のメッセージ、広告が格段に届きづらくなっている現在。企業が言いたいことを、消費者の知りたいことに転換して、役に立つ、面白いコンテンツの形で商品・サービスの魅力を伝えるコンテンツマーケティングは、こうした課題を解決する手段として注目され、取り組みを進める企業も増えてきました。

しかし、広告ではなく「コンテンツの企画・制作・ディレクション」、さらに広告ではなく「コンテンツ」をリーチさせるための配信方法と、従来の広告の延長では実現しえないスキルが必要となります。

特集では、商品・サービスと消費者(商品に確実に興味を持つであろう人以外)の接点をつくるためのコンテンツの企画・制作から、その配信方法まで企業のケースを基に、解説していきます。