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コンテンツと商売-沖縄国際映画祭にて

公開日:2016年6月13日

浮島通りには個性的なお店が並ぶ

先日沖縄国際映画祭でテレビ局や新聞社の方々と話す機会があった。テーマは「どうしたら沖縄発コンテンツをアジアに広めることができるか?」。 議論の中で「市場が求めているコンテンツをこちらが作らなければならない」という発言が一番印象に残った。その方は、香港の映画祭に参加して、沖縄っぽいコンテンツをそのまま作っても、買い手が興味を示さない経験をして、市場ニーズの取り込みを痛感したそうだ。

この「市場価値」を考えるという話。一聴して「もっともだ!」と思った。とかく地方発の話は、独りよがりな名物を推してばかりで、つまらないことが多いからである。しかし、よく考えてみると、文化や伝統はもともと消費者を意識して作り上げられたものではない。そんなコンテンツに市場価値=商売が入り込んでくると、ロクなことがない。売れようと人の真似をして、特色がなくなってしまう。

例えば、観光客でいっぱいの国際通りのお店はどこもシーサーの置物とTシャツ、それに似たようなアクセサリばかり売っている。レストランもほとんどステーキ屋さんばかりだ。商売に徹するとこうなってしまうんだろう。

ところが、国際通りから1本入った浮島通りには面白いお店がたくさんあった。8年間一人でアフリカの生地でTシャツを作り続けているお店や ...

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