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デジタルマーケティングの最先端企業へ、KDDIが目指すビジョン

公開日:2016年5月02日

KDDIは、デジタル領域のコミュニケーション施策の強化を目的に、「デジタルマーケティング部」を4月1日付けで新設した。部長に就いた塚本陽一氏に新たな部署としての展望を聞いた。

KDDI コミュニケーション本部 デジタルマーケティング部長 塚本陽一氏

必要なスキルは「ディレクション力」

KDDIでは、これまでコミュニケーション本部内に位置する宣伝部内に、塚本陽一氏がリーダーを務める「デジタルマーケティンググループ」があった。新部署「デジタルマーケティング部」は、コミュニケーション本部の中にある宣伝部とブランドデザイン部と同格の部署として昇格した形になる。

人数は、約70名に及ぶ大所帯だ。部内には、ペイドメディアのプランニングやバイイング、オウンドメディアの運用、PDCAの全体戦略マネジメント、ソーシャルメディアのアカウント管理・運用を専任している担当者もいる。今回の新設は、KDDIの全社的な組織改編、体制強化の一環として実施された。

「大きな組織ではありがちですが、たとえば、Webサイトでもページによって異なる事業部の担当者がバラバラに施策を練っているということがありました。そこを統合することで、デジタル上の接点におけるお客さまとのコミュニケーションをワンストップ化し、よりクイックにPDCAをまわしていくことで、コミュニケーションの質を向上させていこうという狙いです」(塚本氏)。

ペイドメディアやオウンドメディアで分けてしまうと、お客さまのカスタマージャーニー上で途切れてしまうという課題がある。一方で、その課題を克服するための組織体制となれば、また別のリスクが生じてしまうため、現在の組織区分の中で、オーバーラップしながら担当していく方針だ。グループ内での連携はもちろんだが、社内の各事業部や営業部との連携、社外のエージェンシー、制作会社などのサプライヤーとの協業にも取り組んでいく。

「私が部内の担当者に最も身に付けてもらいたいと思っているスキルは、『ディレクション力』です。部内にはデータ分析でも制作でも、専門性の高い担当者がいます。しかし、ではスーパーデータサイエンティストのようなレベルで分析の仕事ができるのか、そもそもその必要があるのかという点で疑問が生じる。分析でも制作でもスペシャリストであるサプライヤーがいます。私たちに必要なのは ...

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