ビッグデータを活用し、地域の現状と課題を把握できる地域経済分析システム「RESAS」。自治体だけでなく、企業のマーケティングツールとしても注目される。


簡単な操作でデータを閲覧できるのがRESASの特徴。訪日外国人の消費行動を把握する「外国人消費花火図」(画像右)や、国籍別で昼・夜の平均滞在人口をグラフ表示する「外国人滞在分析」など、企業のマーケティング活動にも役立つ機能も多い。
地域経済に関わるさまざまなビッグデータを集め、わかりやすく見える化するシステム「RESAS」。国の各種統計に加えて、民間企業の有するさまざまなビッグデータを無料で閲覧・利用できるのがRESASの特徴だ。
2015年4月のリリース後も順次マップや機能を追加しており、現在は「産業」「地域経済循環」「農林水産業」「観光」「人口」「自治体比較」の6分野のマップから構成される。一部、自治体しか閲覧・利用できない限定メニューがあるが、ほとんどすべてを一般にも公開。地方自治体の政策立案に役立てられてきたほか、最近では企業による利用も進んでいる。
観光マップは、スマートフォンアプリのGPSデータ …