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セグメンテーションの定義をひっくり返すあきんどスシローのマーケティング戦略

あきんどスシロー 取締役執行役員 マーケティング本部長 森井理博氏

従来マーケティングのムダを省く

マーケティング戦略やターゲット選定において効率よく的確に顧客アプローチをするには、消費者をどうセグメンテーションするかが重要とされてきたが、この定義を真っ向からひっくり返す戦略が、購買というファクトをもとにバックキャストする、スシローのマーケティング手法だ。

「あきんどスシロー」は、1984年に創業。全国に419店舗、韓国に6店舗を展開する回転寿司チェーン店だ。大手回転すしチェーンでは唯一セントラルキッチンを持たず、店内で調理できるものを各店舗で仕込むなどの施策が功を奏し、2009年、2011年「日本版顧客満足度調査」において飲食業界で第1位の評価を得た実績を持つ。

こうした同社の躍進を支え舵とりしてきたのが、独自のマーケティング手法。2002年に導入した「回転寿司総合管理システム」は、すし皿の裏にICチップを取り付けて単品管理することで、各店舗での需要をリアルタイムに予測して、廃棄ロスを減らした画期的なシステム。職人の手腕やサービスが重視される飲食業界にITテクノロジーを持ち込んだことで、当時話題になった戦略だった。

「マーケティングの指標とは …

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