- Webならではのコンテンツを意識する。
- 文章だけでなく、アイコンやイラスト、動画など上手に使い、伝えたいことを伝える。
- 全体の流れを見失わないよう「ラフ」を書き、見てもらうためのストーリーを描く。
Webコンテンツの文章術、ここがポイント!

カタログ『PEACH JOHN』
「カタログ」と「Web」の融合を図る
女性向けの下着通信販売事業を展開しているピーチ・ジョンで、カタログ『PEACH JOHN』の編集長とWebビジュアルのクリエーティブマネージャーを兼任しています。
兼任する前はカタログ制作が中心で、Webも見るようになったのは、2015年4月の組織変更からで、まだ10か月ほど。紙とWebでは勝手が全く違うので日々模索しているところです。
組織変更は、“カタログ”と“Web”での見せ方を融合して、コンテンツ連携を図っていくことが目的です。
どういうところで連携が上手くいっていなかったと言うと、これまで当社はカタログのビジュアルイメージが先行し制作も先に行っていました。Webサイトはカタログ制作の後で、カタログと同じビジュアルを切り貼りしてコンテンツ、商品詳細などにも使用していましたが、紙用に用意したビジュアルをWebへ落とし込むには限界が…。WebはWeb用として、より多くの素材が必要となっていました。
現在、当社の受注の7割近くがスマホからの購入にシフトしていることもあり、これまでのカタログありきの考えではなくWebを基本にビジュアルを連携する方針が固まりました。組織変更前はカタログとWebサイトは、別々の課で制作していましたが、カタログのアートディレクターがWebコンテンツも同時にディレクションすることで、両企画でのビジュアルの出し方、情報の出し方をコントロールしていくほうが良いとの考えで今の体制となっています。
紙とWebの両方の制作をしていると、コンテンツのつくり方がまったく違うということに気づかされます。カタログづくりで意識していることは、お客さまの引っかかりをつくるということ。もちろん商品特徴を伝えることは大切ですが、それ以上に女性たちをドキッとさせるようなビジュアルであることのほうが大事なのではと思っています。
カタログを見たことで購入したいと思う「惹きつける1枚」をつくり、Webサイトに誘導することが大事。Webサイトにはそれを補完するようなかたちで商品が全方位から見えるようなコンテンツを用意しています。サイトに訪問してくれたときに …