インターネット活用の気運が高まる中、BtoC企業においてはECサイトの販売促進が肝になる。これまで店頭販売を中心に展開していた大正製薬は、Webでの通販事業を拡大する商品を打ち出した。

研究部門の提案から誕生

リポビタンD、パブロン、リアップなどの商品で市場展開をする大正製薬。今夏、新たな需要創造、顧客獲得を目指して、通信販売事業に力を入れたブランド戦略を始めた。新たなターゲットは20～30代の働く女性。通販限定の戦略商品として、7月に発売したのが、炭酸飲料「ヘルスマネージ『コバラサポート』」だ。空腹時のお腹の中でプクプクとふくらんで腹もちをサポートする「コバラセンサー技術」（特許出願中）を使った革新的な飲料だ。

開発およびブランディングを担当した同社 通信販売事業推進部 通販グループ 津田美穂氏もターゲットと同世代の若い女性。「ターゲットと同じ目線で、自分のほしいものは何かと考えて開発した」と話す。

商品開発のきっかけとなったのは…/p>