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沖縄長寿神話を守れ!ローカル局のCSRの取り組み

公開日:2014年7月27日

テレビCM「野球タクシー」篇
「ちょっとの距離でも車を使う」沖縄県民の姿を、野球の試合など様々なシーンで風刺して描く。

テレビ×アプリ×店舗で「O2O2O」キャンペーンを実施

沖縄ローカルの琉球放送(RBC)では、地元沖縄住民の健康を応援する「おきなわ健康長寿プロジェクト」を4月より実施している。長寿のイメージが強い沖縄だが、2010年平均寿命のランクは男性が30位。1975年の調査開始からトップを守り続けてきた女性も3位に転落した。順位下降の原因は食の欧米化と運動不足だと考えられている。鉄道がなく車社会の沖縄は、他県に比べてタクシー運賃も安く、少しの移動でも車を使う人が多い。2012年、沖縄県の男性肥満率は45.2%で全国ワーストとなってしまった。

RBCはこの問題を番組や報道でたびたび取り上げてきたが、東京支社営業部長補佐の真栄喜啓介氏は、報道に留まらず、より積極的に行動を促す取り組みができないかと考えていた。ちょうど博報堂DYメディアパートナーズの前迫篤男氏、石川雅雄氏とCSR企画を模索していた真栄喜氏は「健康長寿」をテーマに企画を練ることにした。それが4月26日から5月31日に実施したプロジェクトの第一弾「みんなで歩こうキャンペーン」だ。

キャンペーンのターゲットは65歳未満の壮年層から若年層。「実は、お年寄りは長寿なのに、65歳以下の世代の死亡率の高さが原因で平均寿命が下降しているのです」と真栄喜氏は説明する。この状況を食い止めるには、県民がこの問題を自分事として捉えて行動しなければならない。誰もが行動に移しやすいように、テーマは「歩く」にした。ただ歩きましょうと訴えても人は動かない。そこで、テレビCMや番組で歩く楽しさや大切さを伝え、アプリで歩いている自分を実感してもらうというストーリーを設計。沖縄ファミリーマートの協賛によるインセンティブも用意した。

公式アプリ「歩くーぽん」は、万歩計の機能を持っており ...

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